誰でも他人に誉められたり評価されたら嬉しい。だから誉められようとする。誰でも他人に悪口を言われたくない。だから人に媚びる。タテタカコは、自分が評価されようと思うことを恥じたり悔やんだりする。ありのままの自分を表現し、それに対する評価に左右されるまいとする。彼女の歌やステージを観た人は、そんな素直な彼女の声や歌に心惹かれ、そして羨ましく思うのかもしれない。
彼女の名前を知らなくても、よしもとばなな原作の映画「アルゼンチンババア」の主題歌を歌っている人といえば、メロディを思い出す人はいるだろう。ちなみに曲名は「ワスレナグサ」。
5月20日の情熱大陸はそんな彼女のありのままの姿と、素直な彼女の気持ちを映し出してくれた。活動の拠点は東京ではない。なぜなら彼女にとって居心地のよいところが、彼女が伝えられるメッセージを生み出す場所にふさわしいからだ。
私は海のそばで生れそして住んでいるから、長野の彼女が毎日見ている風景とは、全く違う環境にいる。タテタカコによって作り出される音楽は、澄んだ空気で遠くまで見渡せる、山々の中から生れてくるんだろうなってつくづく感じた。寂しさの中にも芯の人のぬくもりを感じさせる音楽は、そういった景色の中で生れてくるに違いない。私の住む場所の景色からは生れてこない・・・・そう感じた。
心に残る印象的な歌詞と、どことなく懐かしさを感じるメロディ。そして素直で正直な飾ることの無い彼女の歌声。映画で使われた理由の中で、場面にもう一つ色加えたいという気持ちで使ったというある映画監督の言葉は、シンプルな中に深みのある彼女の歌のよさを表す最高の言葉ではないだろうか。
今の若者が誰でも経験しうるようにタテタカコも挫折を経験し悩んだ。
自分を飾ることに、人に認められたいために、自分自身を見失いがちな今を生きる人々にとって、自分に素直に生きるということは勇気が入ること。タテタカコは、細い線からは創造できない勇気の持ち主なのではないだろうか。歌を歌うということを決心し、素直に自分が感じることを歌にしようとするタテタカコは、自分は勇気の持ち主とは思わないだろう。
しかしみんな誰でもそうやって、素直な自分でいたいのにいられない。だから彼女に心惹かれそして憧れる。彼女ように勇気をもって決断することができないからじゃないだろうか。
情熱大陸での彼女は着飾ることも無く化粧気もなく、それでも時折みせる笑顔に美しさをみせた。そんな美しいと思わせる場面で、彼女を捉えるカメラの向こうにいつも花があった。
タテタカコは花が似合う。最後の場面で、手にもつ花によって彼女の美しさが際立つ。
人は花以上に着飾らないことで、内面の美しさを滲ませることができるのかもしれない。
見逃した人・・Gyaoでビデオクリップをご覧いただけます
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